夢の

縷縷夢兎の東 佳苗です。見なくても良いと思います

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勝手な持論を呟いて共感されるのも傍観されるのもこの作品に対しては相応しくない。と思ったのでblogに。

岡崎先生のファンならずとも読めば分かる不朽の作品なので、映画化は少々複雑な気持ちではあったが同時に、この聖域に手を触れる時代が、ついに巡って来てしまったことを知った。

1994年に単行本が発行された翌年の、数々の惨劇を予見したかのような、これまでの作品とは一線を画す衝撃作。

バブルが崩壊し、世界も滅亡する筈だった90年代の終末思想の浮遊感が、子供ながらにとっても心地良く、ゼロ年代がやってしまった時の無味乾燥感を今でも覚えている。

(だから私は90年代の芸術作品が一番好き)

かくの如き無秩序な時代感を的確に表した漫画だからこそ、各々のノスタルジィを持ち寄ってあーだこーだ言いたくもなるんだけど、まだ出逢っていない10代の君が最も読むべき文学なのは確かで、2017年の“SNSのトレンド”に上ることはとっても意味のあることなんだろう。

セイタカアワダチソウが生茂った夜

何かを隠すようにお喋りを続けて

死体の上に僕らの白いばらが咲いたんだ

 

 

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「戦場のガールズ・ライフ」展覧会公式カタログの岡崎京子トリビュート作品集に特別寄稿されている

川本史織さんの「それもまた日常」の一コマに

まさかの昔住んでた私の部屋が載っていて、読み返し不思議な気持ちに陥る。

一般人の私は岡崎先生にはお逢いすることなんてないだろうけれど、

名前、チラ見くらいはしたかな?

 

 

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(Www./Section-S/1996)

90年代の、ノスタルジックJ-pop。